私たちがふだん使う水の水源は、河川、地下水、池やダムに貯まった自然水。この自然の水を用途により分類して生活に利用しています。農業用水は、自然の水をほぼそのまま利用します。その水から汚れや不純物を取り除いたものが工業用水。さらに生活用水(上水道水)は、塩素により雑菌を減らし(滅菌処理)飲めるようにしたものです。
国内で年間どれだけ水を引き込んだかという"取水量"を比べてみると、農業用水が全体の66%、生活用水が18.5%、工業用水は15.5%程度となっています(平成13年版『日本の水資源』国土交通省)。