中央執行委員長 年頭のあいさつ

01.01

中央執行委員長 年頭のあいさつ

職場組合員一人一人を大切に、支え合える組織として、

単組、地本と一丸となり奮闘します

中央執行委員長 二階堂 健男

 新年おめでとうございます。全水道組合員とご家族の皆様方におかれましては、健やかに新年を迎えられますことを心よりお慶び申し上げます。また、年末年始に各職場で勤務をされた組合員の皆様に心から感謝致します。

 今年の干支は「子」、中国の『漢書』では、「子」は、繁殖するという意味をもつ「孳」という字からきており、新しい生命が種子の中に萌(きざ)し始める状態を表しているとわれています。

 私たち全水道は、二〇二一年に結成七〇周年を迎えます。先人たちの運動を振り返りつつ、未来への新たな一歩を踏み出す年となるよう、全国の仲間とともに奮闘していきます。

 ここ数年日本では、気候変動の影響から台風、豪雨災害が相次いで頻発しています。世界的にも森林火災や干ばつ、洪水被害などといった異常気象による災害が発生し、甚大な被害が報告されています。また、世界中の氷河が地球温暖化等によって縮小し続け、それにともなって海面水位も上昇し続けています。気温や海水温の上昇は、人間社会や自然の生態系の危機に繋がると考えられています。

 このままでは、生態系、そして社会は深刻な危機を免れません。二〇世紀後半からの急激な温暖化は、経済優先の活動による温室効果ガスが原因です。原因を生み出したのが人間なら、それを止めることができるのも、私たち人間、世界に生きるすべての命と、私たちの未来のために、人一人が考え行動していかなければなりません。

 今年で広島・長崎原爆投下から七五年となります。多大な犠牲を払った戦争の廃墟のなかから私たちがようやく獲得したものは、日本国憲法でした。

 しかし、安倍政権は憲法改悪、沖縄辺野古への新基地建設、原発再稼働など、国民生活は格差の拡大と貧困の連鎖という危機に晒されています。

 安倍政権の暴走を止めるため、来たるべき解散総選挙では組織内議員の当選はもとより、推薦するすべての候補者の当選を勝ち取るため、組合員とご家族の皆様の積極的な行動をお願い申し上げます。

 結びに全水道は、職場組合員の皆様一人一人を大切に、そして支え合える組織として、単組、地本と一丸となり奮闘してまいります。この新しい年がよい年でありますよう心から祈念して、新年のご挨拶とさせていただきます。

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