全水道がWebで春闘決起集会を開催

03.19

全水道がWebで春闘決起集会を開催

 3月18日、全水道は全水道会館5階中会議室を会場に、全水道2021春闘決起集会を行い、Webで配信した。参加者は全国各地の仲間、40人ほどが参加した。

 集会は、辻谷書記次長の開会挨拶、司会進行で開始し、主催者を代表して挨拶にたった二階堂中央執行委員長が春闘の情勢、未曾有の震災から10年を迎えた東日本大震災について、コロナ禍での組合活動などについてふれ「全水道は職場組合員の皆様、一人一人とともに、単組、地本、本部一体となって2021春闘を闘う」と強い決意を述べた。

 続いて、来賓として組織内議員の武内則男衆議院議員、森山浩行衆議院議員より、連帯の挨拶を受けた。基調提起では、村上書記長が2021春闘の情勢を解説するなど集会基調を提起し、その後、東北地本より忍博史・福島県支部委員長から被災から10年を迎えた東日本大震災について、中国地本より林英亜・広島県支部書記長から広島県で進められている広域化の課題について、を含めた決意表明を受け、菖蒲谷書記次長が集会決議を提起し全体で確認した。

 最後に、古矢副委員長の音頭で団結ガンバローを三唱し、終了した。

全水道2021春闘決起集会中央執行委員長挨拶

 全水道2021春闘決起集会にWEB参加を頂きありがとうございます。集会開催にあたり、中央執行委員会を代表して2021春闘を闘う決意を申し上げます。

 連合は、2月5日2021春闘闘争開始宣言集会を開催しスタートさせました。連合は春闘を“分配構造の転換につなげる賃上げ”を柱に、昨年に引き続く2%賃上げを掲げて闘いがすすめられています。

 15日から18日までが集中回答日とされていますが、詳しい集約状況は明日明らかにされますので、今日的な詳細な情勢や課題については、後ほどの村上書記長の基調提起の中で話をさせていただくこととしますが、昨日までに先行する大手金属労協グループの発表では、17日段階で要求組合42のうち28組合が賃上げを獲得し賃上げの流れを継続させていると報告されています。

 中小組織では、リーマンショック2009年時の要求組合数1460を超える、昨年比8割以上の組合が要求書を提出し労働環境改善に向け全力で闘いがすすめられています。

 一方、公務労協は、2月17日の国公大臣、人事院総裁、19日の総務大臣など春闘期の要求書を提出して以降、書記長クラス交渉など要求実現に向け追い上げをはかっています。

 今春闘は、コロナ禍で厳しい経済状況のもと業態間の経営状況に明暗が分かれ、厳しい業態では、非正規生労働者を中心に雇い止めや解雇が相次ぎ、結果として雇用が失われ生活困窮者が続出しています。こうした状況に対し、私たちは今春闘を官民一体で分配構造の転換につながりうる賃上げと誰もが安心・安全に働くことのできる環境整備を実現していくため、全力で闘っていかなければなりません。

 次に今月3月11日に東日本大震災から10年を迎えました。故郷に帰ることが出来ず、避難生活を続けている生活者は二万人を超えます、地震発災当時全国の仲間が被災地に駆けつけ給水活動など昼夜を問わず支援にあたっていました。水道、下水道、ガス事業は市民生活に欠かすことの出来ないライフラインです。震災を風化させることなく、公共サービスの社会的使命と役割を発揮するため、引き続き奮闘していきます。

 最後に、コロナ禍における労働組合の活動について触れさせていただきます。

 新型コロナ感染症まん延防止のため、密などさけるため、対面や機関会議、集会など日常的な労働組合活動が停滞しているのは事実です。しかし、後に詳細村上書記長から提起がされますが、こうしたときこそ組織の団結が問われていることは言うまでもありません。もちろん、感染防止を前提としつつ、会議の持ち方、職場組合員の声を受け止め、労使協議に反映させるなど、世話役活動の基本にかえって丁寧かつ新たな取り組みも視野に入れ、組織を発展強化していきましょう!全水道は職場組合員の皆様、一人一人とともに、単組、地本、本部一体となって2021春闘を闘う決意を申し上げ集会挨拶といたします。

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