全水道青年女性部は、10月18日から19日にかけて、第49回女性委員会を開催
一日目(18日)は衆議院第二議員会館において、西村ちなみ衆議院議員と石川香織衆議院議員との意見交換会を行った。本意見交換会は、組織内議員である武内則男衆議院議員による声かけにより実現し、全水道本部村上書記長の司会で進行された。
まず、村上書記長から武内議員、西村議員、石川議員の紹介があり、武内議員から、自身の市職員時代の話から現在の経歴について挨拶をいただいた。
続いて、全水道青年女性部から平手部長をはじめとする出席者の自己紹介を行い、中野副部長から上下水道•公営ガス職場における女性職員が少ないことによる問題(施設整備が進んでいないことやハラスメントの問題、組合参画が少ないこと)、それに伴う青年女性部女性委員会の活動について説明を行なった。
次に、西村議員から立候補に至った経緯や水道法改正の戦いについて、コンセッション方式を導入してしまうとすぐ全国に波及していってしまうため、コンセッション方式導入は阻止しなければならない。また、今の安倍政権は社会保障を充実させるため、消費税を上げるとのことだったが、富裕層がより富んでいく政策(トリクルダウン理論)を行っているため、なかなか政策の恩恵を受けることができない。幼稚園無償化についても高い保育料を払っている富裕層が得をする政策だと現在の政権についてお話しいただいた。
石川議員からは、生い立ちから立候補までの経緯やジェンダー平等に 関してお話しいただいた。アナウンサー時代の職場では労働組合がなく、相 談できず大変だったからこその労働組合の大切さを感じた。また、法案を作成する人は当事者のことが分っておらず、求めているものとは違う政策を検討されることが多い。社会のイメージや思い込みが法案を作っている。例えば、検討されている子連れ出勤等は職場によっては難しい。そうではなく、まずは保育園や子ども園等の預け先の整備などを行うべき、法案を作る人が一番近くで体感していく必要があるとお話しいただいた。
その後、女性委員との意見交換として、育児と介護のWケアの問題や働き方改革、若年層の組合離れ、女性議員数が少ないことによる苦労等の参加者からの疑問や意見に対しお話しいただいた。
二日目(19日)は全水道会館において、第51回全国女性集会に向けた協議を行い、本委員会は終了した。