10月25日現在の被害状況

10.25

10月25日現在の被害状況

 台風19号の被害につきまして、10月25日午前6時30分現在の厚生労働省による被害状況となります。全水道組織内の状況を抜粋しております。その他の自治体の被害状況は、厚生労働省の以下のアドレスをご参照ください。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_07284.html

 

(1)水道の被害状況

県・市町村

・事業体名

断水戸数(戸) 断水

期間

被害等の状況
最大 現在
【福島県】

いわき市

45,400 5,400 10/13~ 河川増水に伴う浄水場・ポンプ場水没による断水

浄水場は復旧し、順次給水再開中

流出した水管橋等を復旧作業中

応急給水実施中

【長野県】

上田市

430 4 10/13~ 水道管破損による断水(別荘地であり、定住者なし3戸、事務所1箇所)

復旧作業実施中

応急給水実施中

 

 あわせまして、東北地方本部より10月24日時点での状況が以下の通り報告されました。

◇ 東北地方本部

単組 ①水道施設の被害(被害個所数、断水個数なども含む) ②組合員及び組合員親族の被害(人的・物的) ③その他(今後の復旧スケジュール、被害に対する要望など)
塩釜 町役場付近へ給水をしている石羽浄水場が甚大な被害を受けたため、長期化が予想されています。   先日報告していました、丸森町への応急給水車派遣の件ですが、昨日10/23をもって一旦終了し、県内他事業体へ引き継ぐことになりました。

当面、丸森町への給水活動は、1週間交代で県内各事業体が行う予定ですが

再度の派遣要請の際は、また派遣をしたいと思っております。

 

 いわき水労から、台風19号によるこの間の被害についてまとめていただきましたのでご確認ください。

 

 台風19号の豪雨災害による被害及び復旧作業状況について(いわき市)

 

1  被害の状況

  • 台風19号の豪雨により河川(夏井川)が氾濫したため、平浄水場が浸水し外部電源が受電不能及び電気計装設備が水没したことにより、運転停止。

2  断水の状況

 ⑴ 状況

  • 平浄水場が配水する区域が広範囲に断水。(最大断水戸数約45,400戸【10/13】)

⑵ 断水戸数の推移

・10月13日(日)~15日(火) 約45,400戸

・10月16日(水) 約40,000戸 (他浄水場の水系拡大による断水解消)

・10月18日(金) 約35,900戸 (他浄水場の水系拡大による断水解消)

・10月23日(水) 約23,900戸 (通水開始による断水解消)

3  復旧作業の状況

  • 平浄水場の復旧作業

○10月13日(日)

・ 午後から浸水した水位が下がりはじめ、浄水場内の浸水状況を確認。

・ 電気設備や計装設備などの清掃、洗浄作業を開始。

・ 洗浄作業が終了した電気設備や計装設備から順次、乾燥作業を実施。

○10月14日(月)

・ 電気設備、計装設備などの清掃、洗浄、乾燥作業を継続。

○10月15日(火)

・ 電気設備及び計装設備、機械設備から順次点検(仮設電源による試験通電、動作確

認及び絶縁抵抗値測定等)、修繕を実施。

○10月16日(水)

・ 気中開閉器の交換作業完了。

・ 送水ポンプモーターの洗浄、乾燥作業の実施。

・ 電気設備及び計装設備、機械設備の点検、修繕の継続。

・ 浸水した浄水池等の清掃の実施。

○10月17日(木)~10月18日(金)

・ 電気設備及び計装設備、機械設備の点検、修繕の継続。

・ 送水ポンプモーターの洗浄、乾燥作業の継続。

○10月19日(土)

・ 電気設備及び計装設備、機械設備の点検、修繕の継続。

○10月20日(日)

・ 電気設備及び計装設備、機械設備の点検、修繕の継続。

・ 計測機器類の調整を実施。

○10月21日(月)

・ 試験浄水の実施。

・ 浄水処理に問題がないことを確認。

○10月22日(火)

・ 一次配水池(浄水場直近)への貯留開始。満水後、通水開始。

○10月23日(水)

・ 通水作業の継続。(27日までに断水区域すべての通水作業開始を目指す。)

  • 他浄水場への給水切替作業

平浄水場の復旧作業を進めると同時に、他浄水場の能力の範囲において可能な限り給水区域を切り替える作業を実施。

○10月13日(日)

  • 上野原浄水場が給水する区域を拡大し一部区域の断水を回避。
  • 山玉浄水場及び法田ポンプ場が給水する区域を拡大し一部区域の断水を回避。

○10月15日(火)~16日(水)

  • 上野原浄水場が配水する区域をさらに拡大し、一部区域で給水を再開。

○10月16日(水)~18日(金)

  • 山玉浄水場及び法田ポンプ場が配水する区域をさらに拡大し、一部区域で給水を再開。
  • 今後の見通し
  • 断水区域への給水再開は、平浄水場復旧後に浄水場に近い区域から順次拡大(平地区→四倉地区→久之浜・大久地区)しているが、平浄水場から最も遠い久之浜・大久地区への給水には4日程度かかる見込みであり、今月中の断水解消を目指す。

4 給水所の開設状況

 ・ 10月13日(日)に水道局駐車場をはじめ19箇所(給水所のみ)で開設し、最大

56箇所で開設。(給水所31箇所、公園蛇口の解放20箇所、公民館蛇口の解放5箇所)

 ・ 10月24日現在、45箇所。

  (給水所17箇所、公園蛇口20箇所、公民館蛇口8箇所)

5 給水活動の状況

・ 給水車両 最大55台(水道局4台、給水応援32団体51台)

  • 給水応援を受けた団体(伊達市、白河市、青森市、秋田市、由利本荘市、大仙市、能代市、山形市、遊佐町、鶴岡市、寒河江市、天童市、南陽市、高畑町、東根市、仙台市、高萩市、前橋市、高崎市、桐生市、渋川市、群馬東部水道企業団、さいたま市、草加市、川口市、桶川北本水道企業団、千葉県企業局、成田市、八千代市、我孫子市、佐倉市、山武郡市広域水道企業団、かずさ水道広域連合企業団、川崎市、新潟市、第一環境(株)、いわき管工事協同組合、自衛隊)

6 組合員の被災状況

 ・ 人的被害  組合員及び親族ともになし

 ・ 物的被害  床上・床下浸水、車両水没等あり

         (該当人数については不明、現在調査中)

 

◇ 関東地方本部

 

 また、東京水労より寄せられた10月24日までの状況になります。

 

1 奥多摩町における被害状況

地域 状況
ひむら浄水場 日原街道崩落に伴う水道管損傷による断水は解消
日原応急浄水場 取水施設損傷及び水道管損傷による断水は解消

 

2 奥多摩町への対応状況

地域 状況
ひむら浄水場 仮設水道管の設置を18日午前中に終了し、同日午後から浄水場への導水を実施。20日から順次生活用水としての通水を開始

24日、ひむら浄水所管内の全ての地域で通水、飲用可能となった

日原応急浄水場 【奥多摩中心部からの通行が不可能な地域:53戸(家庭用)】

15日に浄水処理を再開し、順次通水を開始

18日に全ての断水が解消

【奥多摩中心部からの通行が可能な地域:42戸(家庭用)】

20日に水道管の補修工事を行い、23日に全ての断水が解消

※応急給水については、24日以降、順次終了

 

3 他事業体からの支援状況

事業体 給水車 人数 支援状況 備考
千葉県 1台 2人 18日~23日まで  

 

日本水道協会関東地方支部に18日12時支援要請

千葉市 1台 4人 18日~23日まで
さいたま市 2台 6人 18日~22日まで
越谷・松伏水道企業団 1台 3人 18日~21日まで
戸田市 1台 2人 22日

 

以上

 

関連記事

コメントは利用できません。

ページ上部へ戻る