2019年新年を迎えて 組合員の皆様へ
組織を強化する年へ
新年おめでとうございます。全水道組合員とご家族の皆様方におかれましては、健やかに新年を迎えられますことを心よりお慶び申し上げます。また、年末年始に各職場で勤務をされた組合員の皆様に心から感謝致します。
迎えた2019年の干支は“己亥(つちのとい)”です。己亥は、植物に例えると、草や花が枯れ落ちて、植物の生命が引き継がれて種の中にエネルギーがこもっている状態だそうです。
私たち全水道にとっては、職場運動を点検し、全水道運動の組織基盤を強化する年になるよう、組合員の皆様とともに、単組、地本、本部一丸となって全水道運動の前進に向け奮闘してまいりますのでよろしくお願い致します。
さて、昨年は大阪北部地震、台風21号24号、西日本豪雨災害、北海道胆振東部地震など多くの自然災害が発生しました。被災された方々に心からお見舞い申し上げます。また、被災地では応急給水、水道・下水道施設の復旧など尽力された多くの組合員の皆様に心から敬意を表します。
昨年の第197臨時国会では、水道法の一部を改正する法律案が、与党と一部野党の賛成多数により可決・成立しました。この改正水道法は、水道事業の基盤強化を前提としつつも、公共施設等運営権方式、いわゆるコンセッション方式の導入を容易とする法案であり、全水道は水道法改正がこの国に住むすべての人々の生活に直結する重大な課題として、コンセッション方式の導入に反対しつつ、慎重かつ充実した審議を求め、国会・院内外での取り組みや大衆行動を展開してきました。
闘いは地方へと引き継がれますが、全水道は安全・安定・低廉という水道の基本原則を堅持し、市民生活や企業活動を支える社会的基盤としての水道を守り発展させてゆくため、水政策の前進に向けてさらに取り組みを強化してまいります。
今年は亥年、選挙が多い年ともいわれています。4月には統一自治体選挙、7月には第25回参議院選挙が行われます。
憲法改悪の危機、沖縄辺野古への新基地建設撤回、原発再稼働阻止・脱原発社会の実現や国民生活は格差の拡大と貧困の連鎖という危機に晒されています。
安倍政権の暴走を止めるため、組織内議員の当選はもとより、推薦するすべての議員の当選を勝ち取るため、主権者としてその意思を政治に反映させる機会であると捉え、組合員とご家族の皆様の積極的な行動をお願い申し上げます。
結びに全水道は、職場組合員の皆様一人一人を大切に、そして支え合える組織として、単組、地本と一丸となり奮闘してまいります。この新しい年がよい年でありますよう心から祈念して、新年のご挨拶とさせていただきます。
2019年1月1日
全水道中央執行委員長 二階堂 健男