中央執行委員長新年あいさつ

01.04

全水道一丸となり、組織基盤の強化へ奮闘しよう

 新年おめでとうございます。全水道組合員とご家族の皆様方におかれましては、健やかに新年を迎えられますことを心よりお慶び申し上げます。また、年末年始に各職場で勤務をされた組合員の皆様に心から感謝致します。

 2020年初頭から始まったコロナ禍ですが、3年にも及ぶ新型コロナウィルス感染症の拡大によって、水道・下水道・ガス事業は市民生活の根幹を支え、衛生的な生活を確保するためには重要であると、あらためて市民・エンドユーザーに認識されました。この間、市民のライフラインである各事業を守るため、昼夜を問わず職場でご奮闘をいただいたこと、また、様々な規制がある中で労働運動を継続し取り組んでいただいたことに心から敬意を表します。

 現在はコロナ禍前の社会情勢に戻りつつありますが、未だコロナ・インフルエンザなどの感染者が多数でておりますので、こまめな手洗いやうがいなど複数の感染予防に引き続き務められるようお願い致します。

 本年4月から厚生労働省水道課の事務が国土交通省と環境省に分割移管されます。全水道本部は各水道事業者に混乱を招かぬよう関係省に要請を行い、予算の確保、あるいは「ウォーターPPP」にみられる、さらなる官民連携を安易に推進することのないよう申し入れを行ってまいりました。

 今後におきましても、職場で奮闘する皆さんの思いを受け止めて、水道・下水道・ガス事業のさらなる推進に向けて、中央政府や政治の場面で要請行動等に取り組んで参ります。皆様におかれましても、引き続きのご協力をお願い申し上げます。

 国内においては、人口減少と高齢化が進むなか、物価高騰、気候変動による自然災害が頻繁に発生するなど、厳しい社会情勢が続いており、社会保障の充実や環境対策が求められています。

 昨年の臨時国会で、首相は定額減税と給付金について言及しましたが、財源の見通しが立っておらず、後に社会保障費の増額や増税につながるのではないかと、国民の不安を増大させ、内閣支持率を下落させる結果となりました。

 いたずらに規模の大きな経済対策を行うのではなく緊急性がある政策にしっかりと絞り込み、政治色を排し国民生活の安定に資する経済対策となるよう国会でしっかりと議論することが重要であります。

 あらためて私たちは、次の総選挙を見据え、労働者・市民目線で政治を担う政権の樹立を目指し、粘り強く運動を進め、すべての全水道推薦議員の必勝に向け、一丸となり政治闘争に取り組んで参ります。

 厚生労働省が発表している毎月勤労統計調査では、賃上げが物価上昇に追いついておらず、実質賃金はマイナスとなっております。

 2024春闘は今後の、人勧期から賃金確定闘争に続く通年の賃金闘争の中でも大変重要な闘いとなります。連合を中心に各地協の仲間と連帯した取組をよろしくお願い致します。

 本年も、全水道は労働運動の原点に立ち返り、組織基盤を強化する年になるよう、単組、地本と一丸となり奮闘してまいります。

 この新しい年がよい年でありますよう心から祈念して、新年のご挨拶とさせていただきます。

全水道中央執行委員長 古矢 武士

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