二階堂中央執行委員長より新年のご挨拶

01.01

結成70周年を迎え、組織基盤の強化を

 新年おめでとうございます。全水道組合員とご家族の皆様方におかれましては、健やかに新年を迎えられますことを心よりお慶び申し上げます。また、年末年始に各職場で勤務をされた組合員の皆様に心から感謝致します。

 さて、昨年は新型コロナ感染症の拡大により、世界規模で感染拡大が続き、国内においても「緊急事態宣言」が発令され、解除後も全国各地で新型コロナ感染症が拡大し続けています。

 この新型コロナ感染症により、私たちの生活は大きく変化し、感染対策を理由として、働き方だけに留まらず、生活様式の見直しや人の交流までが、制限される事態を招いてきました。こうした社会の変化は、人々を強い閉塞感で覆い、人間社会の分断を招いています。

 また、エッセンシャルワーカーと呼ばれる、社会にとって必要不可欠な労働に従事する水道、下水道、ガス、医療、運輸など生活に欠かすことの出来ない事業に従事する労働者は、感染の恐怖と隣り合わせで勤務し、様々に感染リスクと向き合い奮闘しているにも拘わらず、「コロナヘイト」など憶測や偏見による差別に晒されています。

 私たちは、あらためて人間の尊厳を守るため一人一人が自分自身と向き合い、職場の仲間と連携し、互いを尊重する社会を実現していくことが、新たな社会を築く第一歩としていかなければなりません。

 また、新型コロナ感染症による経済的な損失のつけは、派遣労働者や契約労働者など不安定雇用労働者に深刻な影響を与え、失業、貧困がさらに拡大しています。

withコロナ社会を展望したとき、労働法制を見直し不安定雇用を解消することが強く求められます。

 労働組合の活動も感染症予防・対策が求められていますが、こうしたときこそ仲間の連帯や互いを支えることを見つめ直す機会と考えます。 全水道は、昨年に引き続き感染対策や予防を基本としながら、これまでの機関紙や闘争情報に加え、WEB会議やホームページなどでの情報発信に努めていきます。

 今年は、10月に衆議院任期が満了となり、総選挙が実施されます。安倍政権の政策を継承・発展するとした菅首相は、憲法改悪、沖縄辺野古への新基地建設、原発再稼働などの政策を継承、一方で国民生活は格差の拡大と貧困の連鎖という危機に晒されています。

 全水道は、武内則男、森山浩行両組織内議員の当選はもとより、推薦するすべての議員の当選を勝ち取るため、組合員とご家族の皆様の積極的な行動をお願い申し上げます。

 2021年の干支は「丑」、「丑」は、先を急がず目前のことを着実に進めることが、将来の成功につながっていくと言われています。

 全水道は今年結成70周年を迎えます。労働運動の原点に立ち返り、組織基盤を強化する年になるよう、

 職場組合員の皆様一人一人を大切に、そして支え合える組織として、単組、地本と一丸となり奮闘してまいります。

 この新しい年がよい年でありますよう心から祈念して、新年のご挨拶とさせていただきます。

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