7月豪雨災害について
全水道の仲間の皆様こんにちは、全国各地で昼夜を問わず水道、下水道、ガス事業を守り続けて頂いていることに深く敬意を表します。
さて、7月に入り、活発な梅雨前線の影響で、九州を中心に大雨となり、気象庁は7月4日に、数十年に一度の記録的な大雨になっているとして、熊本県と鹿児島県に大雨特別警報を発表しました。
九州に大雨をもたらした梅雨前線は、その後、岐阜、長野など西日本、東日本の広範囲で大きな被害をもたらし、引き続き大雨による土砂災害や河川の氾濫への警戒が求められています。
気象庁はこれまでの豪雨被害を「令和2年7月豪雨」と名付けましたが、この豪雨では68名(7/12現在)の尊い命が奪われ、現在も15名(7/12現在)行方不明の方の懸命な捜索活動が行われています。また、家屋等の全壊、半壊234棟、床上・下浸水12000戸以上となっています。
被害に遭われた方、亡くなられた方々に心からのお見舞いと哀悼の意を表します。
現在も、被災地では様々に復旧活動がすすめられていますが、水道応急給水や施設の復旧に駆けつけて戴いている、組合員の皆様、関係者の皆様に全国の仲間を代表して心からの感謝と敬意を表します。
水道被害状況(厚生労働省情報:7月12 日13:00 現在)
① 断水の状況 水道の被害状況 ・長野県、岐阜県、静岡県、熊本県、大分県、鹿児島県内の14 事業者において、取水施設の浸水や水道管の破損等により8504 戸が断水中(長野県、岐阜県、静岡県、山口県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県内の36 事業者において最大断水戸数※21720戸、うち13216 戸が解消済み)。 ※各市町村の最大断水戸数の合計 ・断水中の概ねすべての市町村において、応急給水を実施中。応急給水に当たっては、(公社)日本水道協会等の給水車15 台(7/11時点)及び自衛隊が支援。 |
全水道本部も関係地方本部及び関係機関からの情報収集を行っています。今後も梅雨前線の停滞による大雨に警戒が必要ですが、全水道の仲間の皆様もくれぐれも気象情報などに注視頂きますようお願い致します。
ここ数年、気候変動・温暖化が原因とされる自然災害が毎年発生しています。記憶に新しい2018年の西日本豪雨災害では、西日本を中心に多くの地域で河川の氾濫や浸水害、土砂災害が発生し、200人が亡くなられる甚大な災害となり「平成最悪の水害」と報道されました。2019年も梅雨時期の豪雨災害、9月~10月にかけては、台風15、19、21号など大規模な自然災害が多く発生しています。
水道、下水道事業においても浄水場や処理場などで甚大な被害をうけ、被災事業体はもとより、近隣事業体からの応急給水、全国的な支援体制となり、多くの仲間が尽力されたてきました。
私たちは、こうした災害時に市民生活に欠かすことの出来ない水道、下水道事業を守る強い決意と社会的な使命、役割を達成するため奮闘していきます。
これからも危機管理体制の再構築、人員確保・育成、技術継承など事業基盤の確立に向け、全水道政策闘争の強化、発展に向け全国の職場組合員の皆様、単組、地本役員の仲間とともに闘っていきます。
※ 二階堂中央執行委員長からの組合員へのメッセージ
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