青年女性部が4・9反核燃の日全国集会に参加し、“核と人類は共存できない!!”ことを確認

05.21

青年女性部が4・9反核燃の日全国集会に参加し、“核と人類は共存できない!!”ことを確認

 2019年5月11日、12日青森市内において「4・9反核燃の日全国集会」が開催され、30名の青年女性部の仲間が結集しました。1985年4月9日、当時の青森県知事が十分な住民説明をせず「核燃料サイクル施設」の受け入れを表明したことに住民は怒りに奮い立ち、4月9日を「反核燃の日」と位置付け今年で34回目を迎えました。

 一日目は、全国集会から始まり、晴天に恵まれた中、主催者団体あいさつや全国での反核運動の報告などが行われました。集会後はシュプレヒコールを上げながら青森市内をデモ行進しました。その後、北海道地本・東北地本の企画運営による全水道独自の学習会を行い、全水道本部(青年女性部)の大島書記長の挨拶にて開会しました。

 その後、東北地本の瓜生委員長から「東日本大震災と原発」についての講演があり、震災直後の夜通しで行った業務や水道復旧作業、津波被害、原発事故による放射性物質の拡散等の話をしていただきました。

 二日目も全水道独自の学習会を行い、まずは分散会(グループディスカッション)を5~6人で行いました。参加者各々が原発について賛成・反対の意見を自由に出し、忌憚のない話し合いができたと思います。原発賛成意見としては、周辺地域が交付金で潤う、雇用創出、火力発電に比べ温室効果ガスの排出が少ないなどが出ました。原発反対意見としては、事故のリスク、放射能汚染の危険、使用済み核燃料の処理などが出ました。続いて、北海道地本前川部長から「原発事故の水道水への影響について」の発表があり、放射性物質によって水道や下水道が甚大な被害を受けることを参加者に伝えました。最後に全水道本部(青年女性部)の内田書記次長の総括にて閉会しました。

 全体を通して参加者にとって、原発について考える良い機会になった集会になりました。

 全水道青年女性部は安全で安心して暮らせる社会を実現するため、「核と人類は共存できない」の方針を基にして再処理施設や原子力発電の廃止を訴えていくとともに、持続可能なエネルギー等について学習を今後も継続して取り組んでいくことを確認して総括とします。

 

北海道地方本部 札幌水道労働組合 斉藤 慎平 さん

 私は今回初めて「4・9反核年の日全国集会」に参加させていただきました。特に印象に残っているのは2日目に他の単組の方々と5~6人のグループに分かれ「原発について」というテーマで行ったグループディスカッションです。自分自身原発について無知だったことと、同じグループ内に電力事情に詳しい方や実際に福島で大震災を経験された方がいたこともあり、様々な貴重な話を聞き、原発の危険性やこれからについて深く学ぶことができました。

 

東北地方本部 仙台水道労働組合 菊地 健治 さん

 2019年5月11日(土)~12日(日)の二日間、青森市にて開催された第34回「4.9反核燃の日」全国集会に東北地本役員として初めて参加しました。

 集会は青森駅前公園が会場となり、全国から参加した仲間に反核燃運動の必要性を訴え、集会後は、熱のあるシュプレヒコールを行いながらデモ行進を行いました。

集会やデモ行進を行い思ったことは、毎年開催しているのに周りの反応が薄いと感じました。原発等の危険性について、多くの方がより関心をもっていただけるように活動を通して伝えていければと思いました。

 集会後の全水道独自学習会では、東北地本瓜生忠夫委員長の講演、原発についての分散会を行いました。普段会うことができない仲間と意見交換し問題共有できたこと、仲間同士の新しい繋がりを広げることができ、大変有意義なものとなりました。

 

関東地方本部 川崎水道労働組合 金子 豊礼 さん

 集会及び学習会を経て感じたこととして「知ること」と「活かすこと」の重要性を感じました。特に東北地本瓜生忠夫委員長に話していただいた、福島での災害時の対応においては、市民への説明や復旧に向けての現場作業など、実際に経験された方でしか分からない知識・経験を知ることこができました。また、その知識・経験は今後に活かせるものであり、しっかりと身につけていかなければならない事だと感じました。

 

近畿東海地方本部 神戸市水道労働組合 大野 賢二 さん

 4・9反核燃料の全国集会に初めて参加させて頂きました。今回の独自学習会では、3・11の実体験を基にご講演頂き、勉強になりました。自分の職場を想定すると、大変考えさせられる内容でした。近東地本では以前もんじゅを題材に事故が起きたらと学習しましたが、今回の学習会では、実際に事故が起きた福島の現状や、未だに続いている洗浄作業など参加して初めて知る内容ばかりでした。改めて、「核と人類は共存できない」と感じる学習会でした。

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