辺野古新基地建設反対!!「2.24県民投票」に県民と共に全力で取り組む
2月14日告示・24日投開票の県民投票は、「普天間飛行場代替施設建設のための辺野古埋立てについて」 の賛否を問うものです。昨年の沖縄県知事選挙で「辺野古新基地建設反対・普天間基地の即時閉鎖」を公約に掲げた玉城デニー知事圧勝の民意を踏みにじり、辺野古沖に土砂を投入し続ける安倍政権に、再び三度沖縄県民の意志を示すために行われます。条例制定請求に必要数の4倍以上にのぼる9万2848筆の県民署名によって昨年10月に成立した投票条例では「賛成」「反対」の二者択一で実施すると規定しました。しかし、自民党系5市の市長は県民投票への不参加を表明しました。自民党の宮崎政久衆議院議員(2018年11月沖縄選挙区繰上当選)が先頭になって各市町村議会議員に県民投票事務に関する予算否決を指南したことは大きな問題と考えます。しかし、全県実施を訴える県と各市町村住民による粘り強い取り組みで「賛成」「反対」の選択肢に「どちらでもない」を加えた3択にすることで条例改正案が可決、全県実施が決まりました。
沖縄水労は「辺野古新基地建設反対」の方針のもと、毎月、辺野古米軍基地キャンプ・シュワブゲート前での座り込み行動(辺野古ツアー)に取り組んでいます。1月26日には毎月の取り組みに合わせ、「2・24県民投票キックオフ集会」に組合員・職員・家族含め21名で参加しました。集会には3,000人が集まり、登壇者から「辺野古新基地をめぐる痛みが日本全体の問題であること示すため、圧倒的な民意を示そう」「主な選挙で辺野古ノーを示しても無視する政府には、はっきりイエスかノーで民意を示すしかない。辺野古反対の民意を改めて示そう」等の力強い呼びかけがあり集会参加者全員で決意を新たにしました。最後に、「子供たちや孫たちの未来のために、沖縄の未来を切り開く歴史的な戦いに、県民の心を一つにして立ち上がろう!」との集会アピールを採択、がんばろう三唱で閉会しました。
沖縄水労及び県民の思いはこの集会での発言や集会アピールに集約されています。沖縄に在日米軍専用施設の70%が集中している現状、基地があるが故に起こる様々な事件・事故、辺野古新基地建設についても軟弱地盤・サンゴの移植・米国基準の高さ制限・埋め立て承認に係る法手続きについての問題等、様々な課題があります。そのような中で、沖縄県との対話を拒み、「普天間基地移設については辺野古移設が唯一の解決策」との姿勢を崩さず、埋め立てを強行し既成事実化を図ろうとする状況、国際情勢の変化等に伴う基地の必要性の是非についても疑義がある中、「国策」の名のもとに最善策を考えようともしない安倍政権の暴挙を許すことはできません。
沖縄水労は「辺野古新基地建設反対」の旗じるしのもと、2・24県民投票に県民と共に全力で取り組みます。
2.24県民投票キックオフ集会アピール 沖縄県民は、これまで何度も辺野古新基地建設反対の民意を示してきました。県知事選挙でも辺野古容認で政権丸抱えの候補に対して玉城デニー知事が約8万票の大差をつけ過去最高の39万票余を獲得し、圧勝しました。政府はこの民意を受けて辺野古の埋立て、新基地建設を直ちに断念すべきです。 しかし、政府は選挙には様々な争点があると強弁し、民意を無視し違法、不法な工事を強行し続けています。民主主義、地方自治を否定する暴挙であり断じて容認できません。 2019年2月24日実施の県民投票は、地方自治法に基づいて県民からの直接請求により条例制定され、実施されるものです。 今回、法定数を春花に上回る92,848筆が集まり、県議会で条例が制定されました。署名の原案は、「新基地建設のための埋立て」に「賛成か反対かの2者択一」を求めたものです。にも関わらず、県民投票を実施しないとする5市の市長の対応は、署名をした県民の願いと県議会で決めた条例を踏みにじるものです。県民投票への不参加表明は、憲法で保障された法のもとの平等の原則に反し、直接民主主義を否定し、地方自治をも破壊するものです。 今回の県民投票では、新基地建設にともなう「辺野古埋立て」に対して「賛成か反対」火が問われているのです。日米両政府は、世界一危険な普天間基地を23年も放置しておきながら「危険性除去は辺野古移設が唯一」と主張しています。 本当にそうでしょうか? 2019年2月までに普天間基地を運用停止することは仲井眞元知事と安倍首相が約束したことです。県議会もただちに運用停止することを全会一致で決議しています。今大事なのは普天間基地の運用停止を約束通り政府に実施させることです。 私たちは日米両政府に翻弄されることなく、沖縄のことは沖縄県民が決める。 政府が言い訳のできないような圧倒的な辺野古新基地建設反対の県民の民意を示すために奮闘しよう! 子どもたちや孫たちの未来のために、沖縄の未来を切り拓く歴史的なたたかいに、県民の心を一つして立ち上がろう!
2019年1月26日 新基地建設反対県民投票連絡会 |