全水道2019春闘学習会開催
水道民営化の問題、共生社会実現に向け学習
全水道は、2月1日に行った第147回中央委員会に引き続き「全水道2019春闘学習会」を2月2日、全水道会館で行った。
学習会は、映画「最後の一滴まで」を上映。なぜヨーロッパで水道の再公営化へと舵を切ったのか、「水道サービスは誰が担うべきなのか」、「水は商品なのか、人権か」、ヨーロッパの人々が問い直している水道民営化の問題について学習した。
続いて、辻谷全水道書記次長から「欧州市民、再公営化という選択 ミュニシパリズムで連帯する革新的な自治体」と題して講演を受けた。民営化大国の英国で、水道の再公営化に舵を切っている背景、PFIの問題点、なぜPFIは失敗したのか、世界で「水」を考えることで何がおこったのか、などについて解説を受けた。
休憩を挟み、「障害者雇用水増し問題と共生社会の実現に向けて」と題して、障害者インターナショナル(DPI)日本会議の鷺原由佳さんから講演を受けた。健常者にされている合理的配慮、障害者に合理的配慮は特別待遇なのか、合理的配慮とは何か、雇用水増しの問題点、誰のための共生社会なのか、なぜ実現の道のりが遠いのか、などについて解説を受け、「障害者が当たり前に働けることは誰もが生きやすい社会の実現に不可欠です。皆さん自身の意識の変革と、皆さんが強力な味方になってくれることを望みます」と訴えた。
村上書記長から学習会集約を受け、須田副委員長の音頭で団結ガンバローを三唱し、終了した。